理研シンポジウム -RIKEN Symposium-

原子核実験に於ける信号処理の高度化

開催日時:平成15年7月28(月)  9:00-18:00
場   所:理化学研究所  仁科ホール
主   催:理化学研究所  (重イオン核物理研究室)

Advanced Signal Processing in Nuclear Physics

Monday, Jul. 28, 2003 9:30-18:00
Nishina Hall, RIKEN (The Institute of Physical and Chemical Research)
Contact: Heavy Ion Nuclear Physics Laboratory (tel. 048-462-4967)


  • 信号処理回路の高密度化
  • 波形処理のデジタル化
  • パイプライン処理
  • 高度なトリガー生成
  • イベント構築
  • 現存するDAQと将来への課題
  • ケーススタディー、Big RIPS のDAQ

  近年の原子核実験では、高度な信号処理により様々な検出器から豊富な情報を引き出すことができるようになってきました。検出器からの信号を早い段階でデジタル化し、従来アナログ回路で行われてきたのと同等またはそれ以上に詳細な波形分析を高速に行うことや、汎用の Field Programmable Gate Array 等を利用して、複雑なトリガー条件を設定することなども比較的容易に行うことができます。一方アナログ回路でも、膨大なチャンネル数に対応するために、高度な集積化が進められています。

RIビームファクトリー(RIBF)などでの原子核実験のデータ収集系では、こうした高度な信号処理技術を取り入れることで、その性能を大きく向上させことが期待されます。今回の理研シンポジウムでは、RIBF程度の規模で行われる原子核実験での実用化を想定して、現在もしくは近未来に手に入るであろう広い意味での信号処理技術の検討を行います。

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[問い合わせ先] 理化学研究所 重イオン核物理研究室・青井考
〒351−0198和光市広沢2−1,Tel: 048-462-4967, Fax: 048-462-4464, e-mail: aoi@riken.jp