1997.4.11 加速器研究施設 新人研修会プログラム  理化学研究所 加速器研究施設 計算機システム概要

目次 1. 理研の計算機 2. 理研の加速施設の計算機(データ解析) 3. 理研の加速施設の計算機(データ収集) 4. 理研のネットワーク環境(LAN, WAN) 5. その他 放射線研究室 市原 卓, (渡邊 康,吉田 敦) 貴方は97年4月18日より # 番目のアクセスです。

↑TOP
1. 理研の計算機 (理研情報環境室(旧電子計算機室)管理の計算機)

  o FACOM VPP 500 Super computer

28 Process Element (PE) (256 MB Memory / PE, 1.6Gflops/PE) 100 GB disk 80GB work disk File banks (10TB SONY ID1 tape archives)      大規模計算用(ベクトルx並列)

o 高速演算処理サーバ(center) Digital Unix

    o DEC 7000 4 CPU (Alpha SMP) interactive 用 o Alpha WorkStation Perms (9台)バッチ用   UNIX&スカラー計算用, 100GB disk

o E-mail 専用 (postman (sun)) Eudra, news

       o その他 (特殊アプリケーション用) o SUN 4/20 3台 o IBM Power Station 590 3台 o SG IRIS等 利用申請 研究本館1階受け付け、WWWによる利用申し込み(試行)

↑TOP

 2. 加速器研究施設の計算機 (データ解析) データ解析用 RIKAXP / RIKVAX VMS クラスター

  利用申請書 概要 OS: VAX /VMS version 6.2 (non-Unix) ファイルシステム、アカウント、Queue等を共用 Alpha (RISC) -11 RIKAXP:: Alpha server 2100 5/250 4-CPU, Ring 1F Couting room RIKAX1:: Alpha Station 600/333 Ring 1F Couting room (EXP data server 1) RIKAX2:: Alpha Station 600/333 Ring 1F Couting room (EXP data server 2) RIKAX3:: Alpha Station 600/333 Ring 1F Couting room (EXP data server 3) RIKAX4:: DEC 3000-300 Linac 2F RIKAX5:: DEC 3000-300 Atomic Phys. Lab. RIKAX6:: DEC 3000-300 Ring 2F Nucler Theory room RIKAX7:: DEC 3000-300 Radiation Lab. (room 253) RIK835:: DEC 3000-400 Radiation Lab. (room 253) RIKVS0:: DEC 3000-400 RIKLV2:: DEC 3000-400 Linac 2F VAX(CISC)-3 RIKVAX:: VAX 4000-106A RIKVAX Cluster VAX boot node RIKVS2:: VAX Station 4000-60, Ring 2F Room 201 RIKLV1:: VAX Station 3100-M76, Linac 2F 実験データ用作業ディスク RIKAX1: RIKAX2: RIKAX3::  ATEMP11-17(E1他), ATEMP21-27(E4等), ATEM31-37(E6等)  現在 3.5GB x 13 + 9GB x 10 +17(23)GB = 152 GB 今月中 + 17(23GB) x 10  = 322 GB 原則的としてディスクが接続されているlocal CPUを使用すること。

システム構成概要図


RIKAXP / RIKVAX VMS クラスター利用上の注意

(1) RIKAXP/RIKVAXクラスター利用者数     1996年6月26日 576 人     1997年4月10日 624人  RIKAXP/RIKVAXクラスターのシステム管理者   物理屋3人(放射線研 市原、渡邊(康)、吉田(敦))   コンタクト先  E-mail rikaxp::system, system@rikaxp.riken.go.jp  Network NEWS: riken.ring.comp (2) 通常のloginは部屋にあるサテライトのWSか、 RIKAXPをご利用下さい。    Permanent File 20GB: RIKAXPに直結    CPU 4 (250MHz Alpha), Memory 512MB (3) Printerの種類、使用方法、Mailの使用方法, 実験データ用ディスクの使用方法   Network Newsの使用方法   の pointer : RIKAXP> Help FAQ で表示される。 (4) OS, Fortran, C等の基本的な使用方法   WSでBookReaderを起動すると、オンラインドキュメ ントがアクセスできます。 (5)RIKAXPのバッチ Queue RIKAXP> Help batch で表示される。   Queue name MAX-CPU-time Priority Queue# Region CPU -type -speed axp$fast 15 min 4 4 32 MB 2100 5/250 120-400 axp$middle 2 hours 3 4 32 MB 2100 5/250 120-400 axp$long   1 day 2 4 32 MB 2100 5/250 120-400 axp$x  3 days 1 4 32 MB 2100 5/250 120-400 原則としてバッチのsubmitは1人2つまでにして下さい。また CPU timeが15分以上かかるプログラムは原則としてバッチ Queue に submit してください。 原則として RIKAX1, RIKAX2, RIKAX3上のバッチはデータ解析用 にご利用ください。 (6) RIKAXP-RIKAX1-RIKAX2-RIKAX3の間は相互に 100Mbps FDDIで接続。 それ以外のワークステーションは10Mbps Ethernetで接続され ています。 実験データ解析はできるだけ実験データの入っているディスクが接 続されているCPUを使用してください。ネットワーク越しに大量の データ(Raw DATA)をアクセスすると、LAN のトラフィックが混雑、 渋滞し、多くの人が困ります。(LANの増強は検討中) (7) サテライトのWSに障害が発生したときは、RIKAXP::systemに E-mailでご連絡ください。安易にWSの電源の OFF/ONを行わないで ください。これを行うとディスクの再構築作業(rebuild)のため,立 ち上がりに2時間程度時間がかかり、順番にディスクが一時的にロ ックして多くのユーザに迷惑がかかります。

↑TOP

 3. 加速器研究施設の計算機 (データ収集)

データ収集系の概要図

[概要説明] CAMACに CES 2180 ACC(補助クレートコンントローラ, PDP11 One-chip CPU (J11)内蔵)をいれ,ホスト計算機には VAX-4000 を 使用します。 イベント毎に 2180 ACCのCPU(J11)に割り込み信号を 入れ,割り込み処理ルーチン内でデータ収集を行います。J11 CPU は特別に書いたOS (手製)を使用し,割り込み処理ルーチンのオー バヘッドは極めて小さくできています。(20-30 micro sec). J11 から内蔵メモリーへ CAMACの読み取り速度はピークで 1MB/s がで ます。 J11 ではデータ用のバッファー(16 kB/each)が2個あり, 1つがいっぱいになると,バッファーを他方に切り替えると同時に ホスト計算機 (VAX-4000)にLAM(割り込み)を発生させます。 ホスト計算機ではCAMAC からの割り込みが発生すると,手製のデバ イスドライバーソフトから AST(Asyncronious System Trap) Routineを経由して J11 ACCのバッファーのデータをホストのメモ リーにDMA 転送します。このDMA転送の速さは,ACCとVAXの間のケー ブル長に依存し,ケーブルが 5mの場合 1MB/s, 性能上最大長の 90mのとき 0.31 MB/sの実効転送速度が得られます。 またCAMACのクレートは複数を使用することができ,複数クレート 使用時には,イベント発生後同時に複数のクレートでデータを読む 事ができ,高速読みだしが可能となります。(例 E4 SMART F2 CRDC 実験では,常に2台の CAMAC クレートからのパラレル読み出しが 使用されています) 実際のデータ収集では,デッドタイム等を考慮して 100kB/s程度ま でのデータ収集を伴った実験が多く行なわれています。 VAXでは割り込み,DMA転送を行うための手製のデバイスドライバー cbdriver.mar及び,CAMACのsingle functionを高速に行うための ドラーバc2922.marが用いられています。

プログラム Tips


改良予定

現在使用しているVAX(VAX4000)は高価なので,それを低価格,高性能 の Work Station (Alpha Work Station)に置き換えることが検討され ています。 CAMAC用のインターフェイスがPCIバス用のものにかわる ので,ディバイスドライバーを新規作成する必要があります。 (メー カ性のディバイスドライバーは経験的には性能上満足できないことが 多いので)
  • DAQ systemの説明

    ↑TOP

    4. ネットワーク(LAN/WAN)について

     所内LAN 100Mbps FDDIを基幹, 10Mbps Ethernetを支線としたLAN Workstaion, PC, MAC等をLANに新規に接続、消去、移動する場合は 情報環境室(旧電子計算機室)に所定の利用申請書(IP Address利 用申込書 )を提出してください。 IPアドレス利用申請 研究本館1階受け付け、 利用申請 研究本館1階受け付け、WWWによる利用申し込み(試行)
    所外WAN接続 対STAnet  1997年4月7日以前 1.5 Mbps 1997年4月7日以降 6.0 Mbps          海外接続 理研---------- STAnet------IMnet--------USA(NASA) 6Mbps 6Mbps 2.0Mbps (現在)                 4.5Mbps (97年11月) WAN詳細情報

    ↑TOP

    5. その他

    パソコン(PC、MAC) 利用に関して

    ソフトウェアは正規ライセンスを用いて使用すること。  o 使用する Softwareは必ず1台ごとに正規に購入を   行ってください。違法Copyは絶対に行わないよう   に厳守してください。 おなじく、理研で正規に購入   したソフトを理研外へ持ち出さないでください。  o 上記理由のため、リングサイクロ一階計測室のMAC は、ソフトのCopyできないような設定になっています。 o パソコンでメイル環境(Eudra等)を設定している場合   o Mail serverをアクセスするためのパスワードをパソコン 上にsave しない。 o パソコン上のファイルはだれでも前に座ればアクセスでき ることを認識する。   とくに、複数人数で共用する可能性のあるパソコン上には メイル環境はつくらない。

  • ↑TOP
    加速器研究施設 計算器システムのページに戻る
    加速器研究施設 のページに戻る
    最終更新日 1997年4月18日 by T. Ichihara (system@rikaxp.riken.go.jp)